プロポリスとマヌカハニーそれぞれの効果

ミツバチに関連する健康食品として知られているのが、「プロポリス」と「マヌカハニー」です。同じような商品として思われがちですが、それぞれ特徴や効果が異なります。その違いを見てみましょう。

プロポリスとは

プロポリスは、巣を細菌やウィルスから守るためにミツバチ（セイヨウミツバチ）が植物の樹液を体液に絡めて巣に塗りつけた塊から抽出したものです。「天然の抗生物質」とも呼ばれ、古代ギリシャでは傷薬や感染症を予防する薬として使われていました。ブラジルやオーストラリア、中国、中国、日本などが原産地ですが、その中でもブラジル産のプロポリスが高品質として人気があります。

プロポリスの効果

プロポリスの効果として昔から言われているのが、抗菌・殺菌作用です。さらに抗ウイルス作用も報告されています。また、新陳代謝を活発にし、お肌の老化を予防しお肌を若々しく保つ効果もあります。傷などの治療だけでなく、喉の痛みや口内炎や花粉症、関節や消化器系、呼吸器系の病気にも効果が確認されています。さらにプロポリスに含まれる抗酸化物質は活性酸素を除去する力が強く、抗ガン作用としての研究もおこなわれています。

マヌカハニーとは

マヌカハニーは、ニュージーランドに自生しているフトモモ科の「マヌカ」の花からミツバチが集めたハチミツのことです。マヌカは、ニュージーランドの原住民が怪我や病気の治療薬として利用していました。マヌカに含まれるメチルグリオキサール（MGO）という成分が薬用効果を発揮します。マヌカハニーは、食卓用のハチミツから薬用効果に合わせてMGOやUMFなどの規格基準があります。マヌカハニーを選ぶ際には、この基準をチェックすることが大切です。

マヌカハニーの効果

マヌカハニーのもっとも注目されているのが、強い殺菌・消毒効果です。特にピロリ菌に対する消毒効果が注目されています。また、傷の治療や口内炎の改善、風邪の予防、腸内環境の改善、美容効果など幅広い効果が報告されています。

より良い効果を期待して

プロポリスもマヌカハニーも強い殺菌効果で昔から利用されていたものです。それぞれ独特な味や香りにがあるので、直接飲むのは抵抗があります。風邪などの予防にはキャンディーになったものが継続して摂取できるの便利です。最近では、プロポリス入りマヌカハニーのキャンディーなど、相乗効果を期待した商品も販売されています。